Construction

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申請業務

Application Procedures

必要期間

約4~6ヶ月

倉庫や工場の建設には、数多くの申請や準備が必要です。
申請業務には複雑な書類や手続きが伴い、手間と時間がかかりますが、ここを確実に進めておくことで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。株式会社堀健では、経験豊富な担当者が責任をもって対応し、お客様の手間を省きながらスムーズに進行できるようしっかりサポートいたしますので、どうぞ安心してお任せください。
ここでは、土地が決定してから工事着工までの大まかな流れをご紹介いたします。

開発行為(造成工事)の申請

開発許可申請」は、倉庫や工場、住宅地などを新しく開発する際に必要な手続きです。
倉庫や工場などの大規模な工事が必要な場合、この許可を取らなければなりません。開発許可を受けることで、計画が法律に合っているかが確認され、無理のない整備や建設が可能になります。

開発許可はまず、土地を使う目的や周りの環境に適した形で進められるかを確認するために行われます。特に、市街化が制限されているエリアで新しい建物を建てたり、土地の使い方を変える場合には、この申請がとても重要です。許可を得ることで、騒音や交通の増加、環境への影響といった地域への負担も配慮された計画であることが保証され、スムーズな開発ができます。

申請の流れとしては、まず設計者と相談しながら開発計画を立て、必要な書類や図面を用意して、行政へ提出します。
「開発許可申請」に必要な書類はコチラです。

「開発許可申請」の 必要書類  

• 開発許可申請書   
• 開発行為に関する設計図書   
• 環境影響評価書(必要な場合)   
• その他、自治体が指定する書類

申請が認められると、次に建物の設計内容が法令に適合しているかを確認する「建築確認申請」に進むことができます。

建築確認申請

「建築確認申請」とは、建物を建てる前に、その設計が法律に合っているかをチェックしてもらう手続きです。建物の安全や周りとの調和を守るために、自治体や指定の検査機関に申請します。

倉庫や工場を新しく建てたり、大幅に改築したりする場合、この建築確認申請が必要になります。これは建築基準法という法律で決まっているため、申請をせずに建築を進めてしまうと、法に違反することになってしまいます。

申請の大まかな流れを簡単にご紹介します。
まず、建てる場所の役所や検査機関に計画内容を持って行き、事前の相談をします。そこで、申請の手順や必要な書類、注意点について確認します。その後、設計者が実際に建築確認申請に必要な図面(配置図や平面図、立面図など)や書類を作成して、申請を行います。「建築確認申請」に必要な書類はコチラです。

「建築確認申請」の必要書類  

• 建築確認申請書  
• 設計図書(配置図、平面図、立面図、断面図など)  
• 構造計算書(必要な場合)  
• 敷地の測量図  
• その他、自治体が指定する書類

こうして申請が通ると、建物が法律に合った形で建てられるようになるため、安心して工事を進められるようになります。

場合によっては本申請の前に事前審査を受けることがあり、これにより不備や修正点があれば対応します。本申請では、必要書類を揃えて行政庁または確認検査機関に提出し、申請手数料を支払います。

提出された図書については、建築基準法などの法令に適合しているか審査が行われ、不備があれば修正や追加資料の提出を求められることがあります。

また、建てる場所が防火地域や準防火地域に指定されている場合、消防署の同意が必要です。申請書類は検査機関から消防署に送られ、同意が得られると審査が完了します。
「消防同意申請」に必要な書類はコチラです。

「消防同意申請」の必要書類  

• 消防同意申請書   
• 防火設備や避難経路の図面   
• その他、消防署が指定する書類

これらの書類に不備がなければ「確認済証」が交付され、これにより工事の着工が可能になります。

工事の途中段階では、中間検査が求められる場合があります。工事の指定された工程が完了した時点で検査を受け、適合が確認されます。

そして、工事がすべて完了した後には、最終的な完了検査が行われ、申請通りに施工されていることが確認されれば「検査済証」が交付されます。完了検査についていはこちらで詳しく説明しています。
この手続きにより、法令に適合した安全な建築物であることが証明されます。

近隣説明・ご挨拶

建築確認済証が交付されると、いよいよ工事の着工準備が整います。
工場や倉庫の建設では、工事を始める際に近隣住民へのご挨拶を行います。
堀健では、工事を円滑に進めるため、近隣住民の皆様への配慮を最優先に考えております。工事開始前には、必ずご挨拶に伺い、工事内容や期間、作業時間帯などの詳細を記載した資料をお渡ししております。また、日頃の感謝の気持ちを込めて、粗品もご用意しております。
これらの取り組みを通じて、施主様と近隣の皆様が良好な関係を築き続けられるよう細心の注意を払い、工事中のご不便やご迷惑をできる限り抑えるよう努めております。

概算見積りと比較

基礎の段階が整ったら、概算見積りを作成し、建設にかかる総費用を見積もります。複数の施工会社から見積もりを取り、費用内容を比較検討します。項目には「建築費」「諸費用」「別途工事費」などが記載され、内容をしっかり確認しながら、予算に合った最適な施工会社を選定します。

本設計

最終的に建設するための具体的な建築用図面(本設計)を作成します。プラン決定後、図面をもとに各工事の詳細を調整し、確実に設計通りの施工が行われるよう進めます。

これらの申請業務は、建設計画をスムーズに進めるために重要なステップです。各工程で適切な準備を行い、住民や行政との連携を深めることで、安定した建設プロジェクトを実現しましょう。