Construction

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基礎工事

Foundation Work

必要期間

約2~4ヶ月

ここでは基礎工事について詳しい内容をご紹介します。

地鎮祭

建物の着工前に行われるのが地鎮祭です。
この儀式では、その土地の守護神を祀り、土地を利用させてもらう許しを得ます。
施主様、設計担当者、施工会社が集まり、安全を祈願して工事の無事と成功を願います。
これは、工事の始まりを祝う重要な儀式です。

仮囲いの設置

工事現場では、作業員の安全はもちろん、周囲の第三者の安全を確保するためにも仮囲いを設置します。仮囲いは、工事中の現場をしっかりと囲い込み、飛散物や騒音を抑えつつ、通行人や近隣住民に危険が及ばないようにする重要な対策です。

杭工事

本格的な工事の始まりを告げるのが杭工事です。大きな重機やクレーンが現場に搬入され、地面の奥深くまで杭が打ち込まれます。

杭の長さは、土地の地盤条件や建物の規模に応じて異なりますが、一般的には10メートルから30メートル程度のものが多く使われます。地盤が非常に軟弱な場合や高層建物では、さらに長い杭が必要となることもあります。杭の長さは、安定した支持層に到達する深さによって決定されます。

土地の状態や建物の規模に合わせて、杭の太さや長さを慎重に選定します。地面からは見えない部分ですが、地震や強風に耐えるために非常に重要な工事であり、建物の安全性を支える基盤となります。

掘削工事

コンクリートの基礎を打設するために、重機を用いて土を掘っていきます。掘った土はダンプトラックに積み、場外へ運搬します。逆に地盤が低い現場の場合は、場外から土を運んでくることもあります。
掘削後、砕石を敷き込み転圧、鉄筋・型枠を組み立てる為の捨てコンを打設していきます。

コンクリート工事

コンクリート工事は、建物の骨格を形作る重要な工程です。コンクリートは圧縮には強いものの、引っ張りには弱い性質を持っています。その弱さを補うため、力強い鉄筋がしっかりと組み立てられます。そして、その鉄筋をしっかりと包み込むように型枠を設置し、職人たちの手によってコンクリートが慎重に流し込まれていきます。

現場工程の中で一番多くの業種の職人さんが一同に会するので、コンクリート打設時は一大イベントになっています。この瞬間は、現場が一丸となる特別な時間です。

ここまでが地面より下の基礎工事になります。