Construction

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本体工事

Main Construction

必要期間

約4~6ヶ月

本体の鉄骨組み立て

いよいよ建物の骨組みとなる部材の工事「建方」です。

基礎工事に打設したコンクリートから出ているアンカーボルトに柱となる鉄骨を次々とはめていきます。柱と柱に梁を架ければ、建物の全容が見えてきます。やはり目に見えて形になっていく姿は、感動するものです。誕生した建物はまさに赤子の状態。愛着も必然的に湧いてきます。

足場の組立て

続いて、屋根や外壁を貼るために必要な外部足場が組み立てられます。外部足場は、建物の外周に沿って設置され、作業員が安全かつ効率的に高所での作業を行うためのものです。この足場も、支柱の設置、水平材と作業床の取り付け、安全設備の設置という手順で進められ、特に屋根作業時には、強風や高所作業のリスクを考慮した安全対策が強化されます。

足場完成後、外壁材や屋根材の取り付け作業が始まります。

屋根材の選定

屋根材の選定は、建物の耐久性や見た目に大きく影響を与える重要な工程です。耐久性断熱性防水性を考慮しながら、建物の用途や予算に応じて最適な材料を選びます。特に金属屋根やスレートはコストを抑えつつ耐久性が高く、瓦や陶器はデザイン性に優れます。また、周囲の環境や建物のデザインに調和した屋根材を選ぶことも大切です。

屋根部構造の設置

屋根部構造の設置は、建物の強度や耐久性を支える重要な作業です。まず、屋根の骨組みとなる母屋や垂木を組み上げ、全体の形状を整えます。その後、断熱材や防水シートを設置し、雨風から建物を守る準備を行います。最後に、選定した屋根材を取り付け、構造が完成します。

外壁材の選定

外壁材の選定は、建物の外観や機能性に大きな影響を与える重要な工程です。まず、耐久性を重視し、風雨や紫外線に強い素材を選ぶことで、長期間にわたって外壁の美しさと強度を保ちます。次に、断熱性や防音性も考慮し、建物の快適さを高める材料を選定します。デザイン性も重要なポイントで、建物の外観に調和する色や質感の外壁材を選ぶことが、全体の印象を左右します。また、予算に合わせたコストとのバランスも考えながら、最適な外壁材を選ぶことが大切です。

壁に断熱材の設置

壁への断熱材の設置は、建物内の快適な温度環境を維持するために欠かせない工程です。まず、壁の下地に断熱材をしっかりと固定し、隙間なく設置することで、外部からの熱や冷気の侵入を防ぎます。断熱材には、グラスウールや発泡ウレタンなどの素材が使用され、建物の構造や予算に応じて選定します。正確な設置により、室内の温度効率を向上させ、冷暖房コストの削減にも寄与します。また、断熱材は防音効果も期待でき、外部の騒音を抑える役割も果たします。

職人たちの手によって屋根や外壁が取り付けられ、建物が少しずつ完成に近づいていきます。