Construction

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最終検査と引き渡し

Final Inspection and Handover

必要期間

約2~5週間

最終検査

建物が完成すると、図面通りに施工されているか、適正な基準を満たしているかを確認するために、自社、設計事務所、消防、検査機関がそれぞれ検査を行います。

修正箇所があれば是正し、問題がなければ完成済証を受け取ります。数々の厳しい検査を経て、最終的に施主様へと引き渡されます。

建築確認申請の消防検査

こちらの画像は、消防検査をしている時の写真です。全ての感知器が正常に作動するかなどを調べて回ります。
建築確認済証を取得する際、建物の防火安全性を確保するために「消防同意」という手続きが必要となる場合があります。消防同意が必要な建築物は、主に防火地域や準防火地域内の建物、または特定の用途や規模の建物です。ただし、地域や建物の用途によっては、消防同意が不要な場合もあります。

こちらの画像は、完了検査を行なっている時の写真です。
完了検査では、検査員が建物内外を巡回し、設計図や建築基準法に適合しているかを確認します。この際、工事監理者や施工者が同行し、必要に応じて説明や質疑応答を行います。
検査の所要時間は建物の規模や内容によりますが、一般的な戸建住宅の場合、1時間程度で終了することが多いです。

完成後の最終工程

検査をすべてクリアし、完成済証を受け取った後、いよいよ建物の最終仕上げが行われます。まず、細かな部分の清掃が行われ、建物内部と外部が美しく整えられます。次に、施主様との最終確認が行われ、施主様が満足する形で仕上がっているかを確認していただきます。万が一、手直しが必要な箇所が見つかった場合は、すぐに対応します。

最終確認が完了し、すべての工程に問題がないと判断されれば、正式に建物の引き渡しが行われます。これにより、施主様が建物を正式に使用できる状態となり、全工程が無事に完了します。

以上が、着工から引き渡しまでの一連の流れです。

建物が完成するまでには、多くの職人や関係者が協力し、細部にわたる作業と確認を重ねながら進められていきます。最終的に、施主様に安心して使用いただける建物を引き渡すことがゴールとなります。