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【大阪市】倉庫工事完了!必要な書類と手続きガイド
2025.4.7
- 社内ブログ

先日、大阪市で建設中の倉庫が完成間近とのことで、工事完了にあたって必要となる書類についてお伺いしてきました。今回のブログでは、その内容をまとめてご紹介します。
倉庫工事が完了し、引き渡しを受ける際には、さまざまな書類の確認と準備が必要です。これらの書類は、建物の法的な適格性を示すものから、税金や保険に関するものまで多岐にわたります。スムーズな倉庫運営のためにも、しっかりと把握しておきましょう。
以下に、倉庫工事完了時に顧客側で必要となる主な書類をまとめました。
顧客側で必要な書類一覧
建築確認申請書
- ・建物の建築計画が、建築基準法などの法令に適合していることを証明するために、工事着工前に建築主(顧客)が行政機関に提出する書類です。
- ・申請書には、建物の設計図、構造計算書、敷地に関する情報などが含まれます。
- ・建築確認申請が受理されると、「建築確認済証」が交付されます。
- ・建築確認申請書は、建築計画の適法性を証明する重要な書類であり、後の完了検査や登記手続きなどでも必要となります。
固定資産税評価証明書
- ・土地や建物にかかる固定資産税の評価額を証明する書類です。
- ・所在地の市町村役場で発行されます。
- ・固定資産税の納税額を算出するために必要となるほか、不動産取引の際にも参考にされます。
- ・評価額は、建物の構造、築年数、面積などに基づいて算出されます。
登記簿謄本
- ・土地や建物の所有者、所在地、面積、構造などの情報が記載された公的な書類です。
- ・法務局で発行されます。
- ・不動産の権利関係を明確にするために必要であり、所有権の証明、抵当権の設定、不動産取引などに使用されます。
- ・「全部事項証明書」が一般的に利用されます。
印鑑証明書
- ・登録された印鑑(実印)が、本人のものであることを証明する書類です。
- ・所在地の市区町村役場で発行されます。
- ・不動産登記、ローンの契約など、重要な取引に使用する際に、本人確認のために必要となります。
- ・通常、発行から3ヶ月以内のものが有効とされます。
融資関連書類
- ・倉庫の建設や購入のために金融機関から融資を受けている場合に必要となる書類です。
- ・融資の種類、金額、返済条件などが記載された契約書、金銭消費貸借契約書などがあります。
- ・金融機関が担保権を設定する際に必要となる書類も含まれます。
火災保険証書
- ・倉庫が火災などの災害に遭った場合に、損害を補償するための火災保険の契約内容を証明する書類です。
- ・保険会社が発行します。
- ・万が一の事態に備えて、倉庫を火災保険に加入しておくことが一般的です。
- ・保険証書には、保険金額、保険期間、補償内容などが記載されています。
業者側で必要な書類一覧

建築確認済証・完了検査済証
-
- ・建築確認済証:建物の建築計画が、建築基準法などの法令に適合していることを証明する書類です。工事着工前に、建築主(通常は顧客)が行政機関に申請して交付を受けますが、業者はこの確認済証に基づいて工事を行う必要があります。
- 👉確認済証には、建物の構造、規模、用途などが記載されており、計画が法令に適合していることが確認されます。
- ・完了検査済証:建物が完成した後、行政機関による完了検査を受け、その結果、建築確認済証の内容通りに施工されたことを証明する書類です。
- 👉完了検査に合格しない場合、建物を適法に使用することができません。業者は、完了検査に合格するために、建築確認済証に基づいて適切に施工する必要があります。
- 👉完了検査済証は、建物の使用開始に不可欠な書類であり、顧客への引渡しにおいても重要な書類となります。
工事完了引渡証明書
- ・業者が工事を完了し、顧客に引き渡したことを証明する書類です。
- ・この証明書には、工事内容、引渡日、顧客の確認などが記載され、工事契約が履行されたことを明確にします。
- ・引渡証明書は、その後の支払い、保証期間の開始など、契約上の重要な意味を持ちます。
工事写真
- ・工事の過程(基礎、構造、配管など)や、完成後の状況を記録した写真です。
- ・工事の品質を証明し、将来的なトラブル発生時の証拠となります。
- ・写真には、撮影日、場所、工事内容などを記載することが望ましいです。


各種検査記録
- ・倉庫に設置される様々な設備(電気設備、消防設備、給排水設備、空調設備など)の検査記録です。
- ・これらの設備が、関連する法令や基準に適合していることを証明します。
- ・検査記録には、検査日、検査項目、検査結果、担当者などを記載します。
- 👉電気設備検査済証:電気工事が電気事業法等に適合していることを証明する書類。
- 👉消防用設備等検査済証:消防用設備が消防法に適合していることを証明する書類。
取扱説明書
- ・倉庫に設置された設備(シャッター、クレーン、空調設備など)の取扱説明書です。
- ・顧客が安全かつ適切に設備を使用するために必要です。
- ・取扱説明書には、設備の操作方法、保守点検の方法、注意事項などが記載されます。
保証書

- ・倉庫の構造や、業者が施工した部分の品質を保証する書類です。
- ・保証期間や保証内容(無償修理など)が記載されます。
- ・保証書は、顧客が将来、不具合が発生した場合に、業者に修理などを求めるための根拠となります。
竣工図面
- ・実際に完成した建物の図面です。「完成図面」、「実測図」とも呼ばれます。
- ・建築確認申請時の設計図面と、施工後の変更点を反映させたもので、建物の最終的な形状、寸法、配置を示します。
- ・竣工図面は、建物の維持管理、将来的な改修工事などに必要不可欠な資料となります。
- ・具体的には、以下のものが含まれます。
- 👉配置図、平面図(各階)、立面図、断面図、矩計図、構造図、設計図
倉庫の竣工は、新たなスタートであると同時に、多くの書類手続きが必要となるタイミングでもあります。今回ご紹介した書類は、倉庫の所有権を明確にし、各種手続きや将来のリスクに備えるために非常に重要です。
スムーズな倉庫の引き渡しと、その後の運営のためにも、必要な書類をしっかりと確認し、準備しておきましょう。
以上本日の白崎ブログでした!
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