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【写真付き】事務所兼倉庫・工場の建築費用&坪単価の相場を徹底解説!
2025.2.28
- 社内ブログ

事務所兼倉庫・事務所兼工場を建てたいけど、建築費用はどれくらいかかるの?
そんな疑問をお持ちの方へ向けて、この記事では坪単価の目安や施工事例を写真付きでご紹介します。
倉庫や工場は、建築構造や設備の仕様、土地の状況によって費用が大きく変わります。また、事務所を併設することでコストがどれくらい上がるのかも、気になるポイントではないでしょうか?
本記事では、「事務所を入れるとどのくらい高くなるのか?」をはじめ、建築費用を左右する要素をわかりやすく解説。さらに、施工写真付きの事例を参考に、具体的なイメージをつかんでいただけます。
「建築費用の相場を知りたい!コストを抑える方法は?」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
事務所兼倉庫・事務所兼工場の建築費用の相場

事務所兼倉庫や事務所兼工場の建築費用は、建てる場所や建物の仕様、工法の違いによって変わります。特に、土地の状況や設備のグレードによって大きく影響を受けるため、どの部分にコストがかかるのかを把握しておくことが重要です。
「立地」で変わる倉庫建築費用
まず、立地による違いですが、都市部と郊外では大きくコストが変わります。 都市部では土地価格が高いだけでなく、建築基準も厳しくなるため、必要な設備や構造が増えて費用が上がる傾向があります。一方で、郊外なら土地の価格が抑えられ、比較的低コストで建設できる場合が多いです。さらに、土地の地盤が弱いと、地盤改良工事が必要になり、追加費用がかかることもあります。
「仕様」で変わる倉庫建築費用
次に、仕様による違いです。 例えば、倉庫部分は比較的シンプルな作りでも問題ありませんが、事務所部分を併設すると、内装工事や空調設備、電気・水道の整備が必要になります。その分、建築費用が上がります。また、断熱材や防火対策などの仕様によってもコストが変わるため、用途に合わせた設備選びが重要です。
「工法」で変わる倉庫建築費用
工法の違いも費用に直結します。 例えば、倉庫や工場では鉄骨造(S造)が一般的ですが、木造にすればコストを抑えられます。ただし、木造は耐火性や耐久性の面で注意が必要です。コンクリート造(RC造)は丈夫ですが、建築費用が高くなるため、用途によって選択肢が変わります。
事務所を入れると建築費用は高くなる?

倉庫や工場に事務所を併設すると、建築費用は確実に上がります。その理由は、事務所部分にはオフィス仕様の内装や設備が必要になるからです。
倉庫だけを建てる場合は、シンプルな構造で済むため、坪単価は20万~60万円ほどが一般的です。しかし、事務所を併設すると、内装工事や空調・電気設備の整備が必要になるため、坪単価は40万~80万円ほどに上がることが多いです。 事務所の面積が広くなるほど、その分のコストが加算されるため、事務所の規模によってはさらに高額になることもあります。
事務所を入れると建築費用はどれくらい高くなる?

例えば、小規模な事務所スペースを設けるだけなら、建築費用は1~2割程度の増加に抑えられますが、オフィス部分が全体の半分以上を占めるような場合は、費用が1.5倍以上になる可能性もあります。 また、床材や壁の仕上げ、天井の高さ、空調の性能などによってもコストは変わるため、どこまでこだわるかが費用を左右します。
倉庫や工場は機能性を重視するため、最低限の設備でも運用できますが、事務所を快適にするためには、照明やエアコン、トイレや給湯スペースなどが必要になります。こうした設備が増えることで、結果的に建築費用が高くなるのです。
建築コストを抑えたい場合はどうすればいい?
「できるだけコストを抑えたい」という場合は、事務所部分をプレハブにする、内装をシンプルにする、必要最低限の設備にするなどの工夫が有効です。 また、建築費用だけでなく、将来的な維持費も考慮して計画を立てると、よりコストパフォーマンスの良い選択ができます。
事務所兼倉庫の建築構造ごとの費用比較

事務所兼倉庫・事務所兼工場の建築費用を考える際、「坪単価」は重要な指標になります。
坪単価とは、1坪(約3.3㎡)あたりの建築費用のことで、建築の構造や設備、土地の状況によって変わります。一般的な目安としては、20万~100万円/坪ほどですが、仕様によってはそれ以上になることもあります。
建築物の構造によって、坪単価は大きく変わります。倉庫や工場では鉄骨造(S造)が一般的ですが、規模や用途に応じて木造やコンクリート造(RC造)が選ばれることもあります。
では、坪単価がどのように決まるのかを、わかりやすく解説します。
● 鉄骨造(S造)倉庫の新築費用相場
坪単価:20万~80万円
・柱が少なく、大きな空間を確保しやすい
・耐久性が高く、メンテナンスコストも比較的低め
・断熱性は低めなので、断熱材を追加するとコスト増
● 木造倉庫の新築費用相場
坪単価:20万~60万円
・材料費が安いため、初期費用を抑えられる
・断熱性が高く、冬場でも比較的暖かい
・防火対策が必要で、建築基準法の制約が多い
● RC造(鉄筋コンクリート造)倉庫の新築費用相場
坪単価:50万~120万円
・地震や台風にも強いが、建築費用は高め
・冷暖房効率が良いが、初期コストは高くなりやすい
・重量があるため、地盤改良が必要になるケースが多い
👉 結論:倉庫や工場の新築には「鉄骨造(S造)」が最適!
コストと耐久性のバランスが良く、大きな空間を確保しやすいため、鉄骨造(S造)が多くの事業者に選ばれています。
事務所兼倉庫の設備仕様によるコスト差
事務所兼倉庫や工場の建築では、仕様の違いによっても坪単価が大きく変わる要因になります。特に、以下のポイントがコストに影響します。
● 事務所兼倉庫・工場の断熱性能

事務所兼倉庫や工場では、断熱性能が快適性や建築費用に大きく影響します。 倉庫部分は基本的にシンプルな造りでも問題ありませんが、事務所を併設する場合、断熱対策をしっかり行わないと、夏は暑く冬は寒い環境になり、空調コストがかさむ原因になります。
断熱材の種類によって建築費用も変わります。 簡易な断熱材なら坪単価は1万~2万円の上昇で済みますが、高性能な断熱材を使うと3万~5万円ほどコストが上がることもあります。特に寒冷地や暑い地域では断熱強化が必須で、適切な断熱材を選ぶことで、事務所部分の冷暖房効率が向上し、長期的な光熱費削減につながるメリットがあります。
倉庫・工場の用途や立地に合わせて、どこまで断熱性能を高めるかを決めることが重要です。 事務所スペースを快適に保ちつつ、無駄なコストを抑えるためには、建築計画の段階で適切な断熱仕様を選ぶことがポイントになります。
● 事務所兼倉庫・工場の防火対策

事務所兼倉庫や工場を建てる際、防火対策は欠かせません。
倉庫のみの場合、特別な耐火仕様が不要なこともありますが、事務所を併設する場合は消防法に基づいた防火対策が必須となります。特に壁や天井の耐火処理が必要になり、その分建築費用が上がる要因になります。
消防法についての詳しい内容はこちらの記事をご参考ください↓
防火対策を施さない標準仕様の倉庫なら追加コストはかかりませんが、防火仕様にすると坪単価が3万~7万円ほど増加することがあります。特に工場の場合は火気を扱うことが多いため、防火壁や耐火塗料の使用が必要になり、さらにコストがかさむこともあります。
ただし、必要な防火対策をしっかり施した上で、無駄なコストを削減し、安全で長く使える建物にすることは可能です。そのためには、 必要な部分にはしっかりお金をかけ、削れる部分をしっかり削ることで、過剰にお金をかけないことがポイントです。
● 事務所兼倉庫・工場の照明設備

倉庫や工場としてだけでなく、事務所を併設する場合、照明の選び方がさらに重要になります。事務所部分は従業員の快適な作業環境を確保するため、明るさや照明の配置にこだわる必要があります。基本的な蛍光灯や水銀灯であれば追加コストはかかりませんが、LEDや特殊な照明を取り入れると、坪単価が数1円~2万円ほど上がることがあります。
特に広い倉庫部分と事務所スペースが混在するレイアウトでは、全体の照明計画が作業効率や快適性、さらには電気代にも大きく影響します。
LED照明は初期投資が高めですが、長期的に見ると電気代の節約や均一な明るさ、耐久性の高さなどのメリットがあり、事務所兼倉庫の快適な環境作りに適しています。用途に合わせた最適な照明プランをご提案し、機能性とコストのバランスを実現します。
● 事務所兼倉庫・工場の天井の高さ

天井の高さは、倉庫や工場の使い勝手やコストに大きく影響します。 一般的な天井高は4~5mで、標準仕様なら追加コストはかかりません。しかし、6m以上の高天井にすると坪単価が3万~6万円ほど上がることがあります。ちなみに上記の写真の天井高さは8mと高い天井の仕様となっており、クレーンなどもつけて高く荷物を詰めるようになっております。
高天井のメリットは、収納効率の向上です。
天井が高いと、高さのある棚やラックを設置できるため、同じ床面積でもより多くの荷物を収納できるようになります。また、大型機械の設置が必要な工場でも、高天井があると作業スペースを確保しやすくなるという利点があります。
ただし、天井を高くすると空間が広がる分、冷暖房の効率が落ち、光熱費がかさむ可能性があります。そのため、用途や運用方法に合わせて、収納効率とランニングコストのバランスを考えた設計が重要です。 堀健では、お客様の業務内容に最適な天井高を提案し、使いやすくコストパフォーマンスの高い倉庫・工場づくりをお手伝いします。
👉 設備仕様を決めるポイントは「必要最低限でOKか、将来のランニングコストを考えるか」
初期費用を抑えるならシンプルな仕様、長期運用を考えるなら省エネ設備を選ぶと良いです。
土地の地盤改良費

倉庫や工場を建てる際、土地の状態によっては地盤改良が必要になることがあります。 特に、軟弱地盤や埋立地では、そのまま建築すると沈下のリスクがあるため、補強工事が必要です。
地盤改良にはさまざまな方法がありますが、表層改良なら坪単価+1万~3万円、深い地盤改良が必要な場合は+5万~15万円ほどかかることもあります。 ただし、すべての土地で地盤改良が必要なわけではなく、事前に地盤調査を行うことで、最適な対策を判断させていただきます。
ここでは詳しくは触れませんが、土地の状態によって建築費用が大きく変わるため、地盤の確認は重要なポイントとなります。
事例紹介
弊社では多くの事務所兼倉庫、工場の建物を建設させていただきました。
ここでは、その一部の事務所部分の写真をご紹介します。










建築会社の選び方

事務所兼倉庫・工場の建築は、施工実績が豊富な建築会社を選ぶことが大切です。特に以下のポイントを確認すると、安心して依頼できる会社を見つけやすくなります。
✅ 事務所兼倉庫・工場の施工実績があるか?
✅ 坪単価や総工費が予算内で収まるか?
✅ 建築後のアフターサービスが充実しているか?
✅ 設備や仕様のカスタマイズに対応できるか?
✅ 長く安心して付き合い続けられる会社か?
当社では、お客様の用途やご予算に合わせた最適なプランをご提案し、コストを抑えながら機能性の高い事務所兼倉庫・工場の建築をサポートします。是非、お気軽にご相談ください!
お問い合わせはこちらから
TEL 072-427-1301 FAX 072-427-6552
大阪府岸和田市に拠点を置く株式会社堀健(ホリケン)は、大阪府内を中心に、倉庫・工場・テナント・事務所などの新築工事を行っております。特に、倉庫や工場の建設においては、日本No.1を目指し、多数の実績を誇ります。
また、貸倉庫・貸工場・貸店舗・貸事務所・食品工場・大型店舗・運輸倉庫・物流倉庫の新築に関する価格や相場についてもご相談可能です。クレーン付きや大型車出入可、事務所併設、2階建の倉庫にも対応し、ニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。
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